国連課題研究会 第5回月例会合の案内

この度、国連課題研究会は、9月26日(火)(午後8時~9時35分)、日本国際連合学会会員及びその他国連研究者を対象に、「G7広島サミットと核軍縮の今後の課題」を論題に、黒澤 満大阪大学名誉教授を基調報告者として、第5回定例オンライン・セミナーを開催します。モデレーターは、長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)センター長 吉田 文彦教授です。討論者には、国連軍縮局上級政務官 河野 勉氏をお招きします。

参加要領、プログラム、及び研究会の趣旨は、下記の通りです。
つきましては、皆様のご参加を切に願って、茲に案内を差し上げる次第です。

猪又忠德 国連課題研究会幹事 日本国際連合学会理事

1. 参加要領

参加費無料
ZOOM リンク:(2023年9月26日(火) 07:50 PM/JSTから接続可)
トピック: 第5回国連課題研究会 オンライン・セミナー 「G7広島サミットと核軍縮の今後の課題」
時間: 2023年9月26日 07:50 PM 大阪、札幌、東京
Zoomミーティングに参加する→
https://us06web.zoom.us/j/82985964209?pwd=MEN1MGdTTExVSEYyMVJlMzNKWmpZZz09
ミーティングID: 829 8596 4209
パスコード: 745977

録画:ミーティングは、録画されます。用途は、研究会のサマリー作成のための内部作業に限り、発言内容は関係発言者の同意なく公表されません。
事前登録のお願い:参加される方は、参加意向を、ご氏名、所属または最終帰属組織及びE-mailアドレスを付して、猪又忠德 国連課題研究会幹事にお知らせください。 E-mail:tadinomata@aol.com

会議資料:
国連課題研究セミナー(2023年9月26日)報告概要「G7広島サミットと核軍縮の今後の課題」大阪大学名誉教授 黒澤 満
その他、追加資料あり次第、参加者に配布いたします。

2. プログラム 

19:50 ZOOM入室開始  
20:00 開会 モデレーター 吉田 文彦 長崎大学核兵器 廃絶研究センター(RECNA)センター長・ 教授
20:10~20:50 基調報告「G7広島サミットと核軍縮の今後の課題」 黒澤 満 大阪大学名誉教授
20:50~21:05 質問とコメント:討論者 河野 勉 国連軍縮局上級政務官
21:05~21:30参加者による自由討論(一発言3分以内)
21:30今後の行事案内 研究会幹事 猪又忠德
21:35 終了 

3.第5回定例研究会の趣旨

これまで、研究会は、以下のテーマを扱ってきました。(i) ウクライナ紛争から見えてきたグローバルな問題全般への取り組み、(ii) WHOの核兵器問題への専門機関としての権限、(iii) ウクライナ戦時下の市民生活とNGOs、(iv).G7 サミットの成果と課題:その後の展開。

ウクライナ紛争は、長期化の様相を示しています。黒海穀物イニシアティブは頓挫し、戦局はエスカレートを続け、ロシアの核による恫喝、核戦争の危険は恒常化しています。広島サミットにおいて、核の脅威を取り除く訴えは明確にされましたが、その後の動向は、8月の広島・長崎の平和宣言にもかかわらず、期待とは程遠いものです。残念ながら、NPT準備委員会は頓挫しました。

G20ニューデリー首脳会議は、戦争と紛争のもたらした人道的惨害及び食糧及びエネルギー面の世界経済の損害を克服するための結集を進め、国連憲章の目的と原則を堅持する包括的で、公正な永続的なウクライナの平和をもたらす外交と対話への諸イニシアティブを歓迎しました。このため、「核兵器による威嚇及び使用は、許されない。」とし、そして、「今は、戦争の時代ではない。」と明言しました。さらには、市民生活の安全と人道援助の確保のため、原発等の民生インフラへの攻撃の停止を呼びかけました。

しかしながら、戦局がエスカレートする中で、核兵器廃絶の道筋は、明らかにされませんでした。

核戦争の脅威は、紛争が長期化する限り、世界経済の回復やSDGsの達成を阻み続けます。研究会としては、この時点で、核戦争の脅威への取り組みというその課題の原点に戻る必要があると考えます。

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