国連課題研究会 第4回月例会合の案内【終了しました】

この度、国連課題研究会は、8月29日(火)午後8時から9時35分まで、「G7サミットの成果と課題:その後の展開」を論題に、国連学会会員及びその他国連研究者を対象に第4回定例オンライン・セミナーを開催することにしました。講演者は、廣野 良吉 成蹊大学名誉教授・元国連学会理事/元国際開発学会代表理事・理事長です。討論者には、近藤 哲生 前国連開発計画(UNDP)駐日代表をお招きします。

参加要領、プログラム、及び研究会の趣旨は、下記の通りです。
つきましては、皆様のご参加を切に願って、茲に案内を差し上げる次第です。

猪又忠德 国連課題研究会幹事 日本国際連合学会理事

1. 参加要領

参加費無料
ZOOM リンク:(2023年8月29日 07:50 PM/JSTから接続可)
トピック: 第4回国連課題研究会 オンライン・セミナー 「G7サミットの成果と課題:その後の展開」
Zoomミーティングに参加する→
https://us06web.zoom.us/j/85990670330?pwd=NE9RblhGd3B6SFNJTitXc21jeU9Xdz09
ミーティングID: 859 9067 0330
パスコード: 315265

録画:ミーティングは、録画されます。用途は、研究会のサマリー作成のための内部作業に限り、発言内容は関係発言者の同意なく公表されません。
事前登録のお願い:参加される方は、参加意向を、ご氏名、所属または最終帰属組織及びE-mailアドレスを付して、猪又忠德 国連課題研究会幹事にお知らせください。 E-mail:tadinomata@aol.com

2. プログラム

19:50 ZOOM入室開始
20:00 開会 モデレーター 猪又忠德 日本国際連合学会理事、元国連ステム諸組織独立監査委員
20:10~20:50 基調報告 「G7サミットの成果と課題:その後の展開」
廣野 良吉 成蹊大学名誉教授・元国連学会理事/元国際開発学会代表理事・理事長
20:50~21:05  質問とコメント:討論者 近藤 哲生 前国連開発計画(UNDP)駐日代表
21:05~21:30 参加者による自由討論(一発言3分以内)
21:30 今後の行事案内 研究会幹事 猪又忠德
21:35  終了

3.第3回定例研究会の趣旨

ロシアのウクライナ侵略から1年半近くを経過した今日、未だ、和平への道筋は見えません。黒海穀物イニシアティブの頓挫、戦局のエスカレート、ロシアの核による恫喝等は、紛争の長期化を助長しています。そのインパクトは、難民及び避難民の人道的惨状に拍車をかけ、交戦当事国及び脆弱な国々を含む世界各国の経済社会環境に広範かつ甚大なシステミックなダメージを与え続けています。

本年5月、原爆被爆地、広島に参集した先進主要国及び南の関係国首脳は、サミット諸宣言において、世界経済と平和の課題への取り組みを新にしましたが、 ウクライナ戦争への対応を基軸とする地政学的危機意識を反映し、国際社会の分断の流れを絶ち切れませんでした。とくに、G7諸国がグローバル・サウスを含む世界の多様かつ緊急な持続可能な開発ニーズを取り込み、国連場裏で企図した包摂的な「平和のための結集」を達成するには、依然、多くの課題があります。

今回の研究会では、UNDPを始め国際機関のかじ取りに通暁した開発経済学の泰斗である廣野 良吉先生より、グローバル化による南北関係を含む世界のパワーバランスの変容と価値観の多様化に立った包摂的な世界秩序の形成の必要を念頭に、G7広島サミット後のウクライナ問題を巡るNATO・露との対立関係および「米・中戦略的競争関係」の激化に伴うインド太平洋地域におけるG7・中国の緊張関係の行方につき基調報告をいただきます。討論者の近藤 哲生 前国連開発計画(UNDP)駐日代表からは、現下の国連開発システムの意義をうかがいます。そして、自由討論においては、グローバル・サウス諸国との協働による包摂的な新しい国際秩序の形成、及び、核軍縮と核なき世界・平和の構築の実現をめぐるわが国の立ち位置と市民市民社会のあり方を模索します。

添付資料